早い人で20代後半~30代くらいから白髪が生えてくると思いますが、特に女性はできるだけ避けたいものです。
「ずっとキレイな黒髮をキープしたい」という人のために、今回は白髪予防に大切な栄養素について紹介します。
ぜひ参考にしてください。
白髪が生えるメカニズム
白髪は、身体機能の老化や低下が原因とされており年齢を重ねるごとに色素細胞の能力が低下し毛髪の色素が消えた状態を言います。
毛乳頭には毛細血管や神経がありその周りには毛母細胞があります。この毛母細胞の間には髪色を作るメラニン色素を生成する色素形成細胞があり、そこでメラニン色素を作りコルテックスに行き届き髪の毛に色をつけています。
だいたい白髪が生えてくるのは40歳前後、つまり加齢などにより色素形成細胞が減りそれに伴いメラニン色素が減少するのです。
その結果、髪の毛に色がなくなり白髪になります。
白髪になる大きな原因
医学的には解明されていない部分も多いですが、大きな原因として挙げられるのは遺伝、病気、栄養不足、ストレスなど精神的なものです。
また同窓会などに行くとわかると思いますが、同じ年齢でも白髪だらけの人もいれば全然ない人もいます。遺伝による影響も大きいです。
白髪予防の鍵は毎日行う食事!キレイな黒髮を作る栄養素
白髪の原因を考えるとその予防法が見えてきます。
ストレス管理も大切ですが、ここでは毎日行う食べ物にフォーカスして解説します。体の中からキレイに白髪を予防・改善していきましょう。
銅
メラニン色素を生成する酵素は銅イオンと結びつくことで効果を出します。
銅を多く含む食べ物はイカ、干しエビ、ナッツ類、大豆、牡蠣などです。
カルシウム
メラニン色素を作る色素形成細胞を活発にする働きがあるカルシウム。
カルシウムは皆さんご存じ乳製品、小魚、大豆、小松菜、海藻類などに多く含まれているので積極的に食べるようにしてください。
ちなみに、よく「ワカメを食べると白髪にならない」と言いますが、これは本当でも嘘でもあります。
確かにワカメなど海藻類に含まれるヨードという栄養成分はメラニンの働きを活性化するので髪の毛にはいいですが、ワカメだけを食べていたらいいというわけではありません。
言葉を断片的に捉えるのではなくその本質をしっかり見抜きたいです。
タンパク質を含む食べ物
直接白髪予防になるというよりは丈夫でしっかりした髪の毛を作るためにタンパク質がとても大切です。
髪の毛の主成分はアミノ酸が多く構成されるタンパク質(ケラチン)で、髪の毛や骨など人間が生きていく上でタンパク質は欠かせません。
肉や魚、卵、豆類などに多く含まれています。
亜鉛
タンパク質を体内に摂取する際、多数の酵素も関係しています。
その酵素には亜鉛が含まれており食事から摂取したいです。牡蠣、レバー、ナッツ類、ほうれん草などに含まれています。
ビタミンB群
ビタミン全般が大切ですが、特にタンパク質の代謝に必要なビタミンB群を意識して摂ります。
ビタミンB群は疲労回復などにも効果があるので現代人に欠かせない栄養素の1つです。
レバー、豚肉、マグロ、キノコ類などに多く含まれています。サプリメントで摂取するのもいいです。
まとめ
今日は、白髪を予防するための栄養素についてでした。
健康的でバランスの取れた食生活を心がけると精神的にも落ち着き、睡眠改善などストレス管理にもいいので、白髪に悩んでいる人はまず食事から気をつけましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。