日本語を学ぶ人は世界中にたくさんいます。
アニメや漫画、寿司など日本文化はとても人気があり、日本人としては嬉しい限りです。
今日は、世界の日本語学習者事情について紹介します。
世界137ヶ国で学ばれている日本語
国際交流基金の2015年のデータによると、日本語学習者の数は世界137ヶ国、365万5024人に及びます。
これまでで最も多かったのは2012年の398万5669人で若干減少していますが、今後東京オリンピックや大阪万博など増加することが予想されます。
日本のアニメや漫画は現地語に翻訳されたり、テレビでも放送されている国があるほど世界的に人気です。
日本語を勉強したことがない人でも「こんにちは」「ありがとう」「腹切り」などの日本語を知っていることも多いです。
日本語学習者の多い国ランキング
これも国際交流基金のデータ(2015年)を参考にしています。
6位から順番に紹介します。
第6位:タイ
日本の約1,4倍の面積を誇るタイ。
観光地として世界中から多くの人が訪れ、日本人にもとても人気です。
タイでは173,817人が日本語を勉強しています。日本人観光客が多いため観光地では日本語が通じる、日本語の看板などがあるようです。
第5位:台湾
言わずと知れた親日国家で日本語学習者数は220,045人、納得の順位かもしれません。
日本からもアクセスが良く温暖な気候に物価の安さが魅力です。
台湾では日本語能力試験(JPLT)の応募者数が年々増加しており、日本語学習熱が覚めることはありません。
第4位:オーストラリア
少し意外かもしれませんが、オーストラリアでも日本語はとても人気です。
台湾よりも10万人以上多い357,348人で、授業の半分を日本語で教える公立小学校があるほど日本語熱は高いです。
またオーストラリアは人口10万人あたりの日本語学習者数が最も高い国でもあります。
第3位:韓国
日本語が話せる外国人の中でも、とても上手で訛りが少ない韓国人。
韓国では556,237人が日本語を学んでいて、日本語と韓国語は文法など言語的な類似点も多いです。
韓国と聞くと日本に対してあまりいいイメージを持っていないのでは?と思うかもしれませんが、メディアで誇張されている部分も多いです。
韓国は世界で一番日本語教育機関数が多く、その数なんと2,862機関。日本国内は2,290機関なのでいかに多いかがわかります。
ソウルなど観光地に行くと日本語が通じることもあるようです。
第2位:インドネシア
これも少し意外かもしれませんが、東南アジアのインドネシアが堂々の第2位です。
日本語学習者は745,125人でもともと親日国家ということもありますが、日本軍が植民地支配している時に強制的に日本語教育が行われたという背景があります。
その後も日本語学習熱は覚めることなく現在に引き継がれているのです。
最近では日本に仕事や留学などで来るインドネシア人も多く、日本人にとっても身近になっている国かもしれません。
第1位:中国
第1位は中国の953,283人で、ほぼ100万人が日本語を学んでいます。
日本語教育機関や教師数も年々増えており、これからもどんどん日本語学習者が増えることが予想されます。
もともと漢字を使う中国では特に読み書きに他の国の人と比べてアドバンテージがあります。日本人も中国語が読めなくても何となく意味はわかるということがあると思います。
中国に進出する日系企業も多く、日本語がどんどん身近な存在になっており第二の外国語の地位を確立していると言われています。
日本でも大きな経済成長を図る中国語をマスターするため日々勉強に励む人が多いです。
まとめ
今日は世界の日本語学習者数についてでした。
アジアを中心に世界中で学ばれている日本語、私たち日本人もいろんな外国語を勉強したいものです。