人生の中で華やかでみんなに祝福される結婚式。その結婚式で不愉快な思いをしたくもないですし、されたくもありません。せっかく祝うのだからしっかりとしたマナーを学んで二人を祝福したい。
今回は、最高の結婚式をする為の、結婚式マナーについてです。
招待状のマナー
結婚式の招待状が送られてきた際のマナーについてですが、まず返信は早めに行いましょう。
結婚式の招待状が届いたら、できれば1週間以内には返事をするのが一般的。新郎新婦はこの返信ハガキをもとにして、引き出物の数や料理の数などを手配します。少しでも早く手配ができるようにするためにも、早めに出してあげるのがマナーです。
招待状には返信期日が書かれていると思いますが、この日に間に合わせることはもちろんですが、なるべく予定がはっきりと分かっているのでしたら、早めに出しましょう。結婚式の招待状の返事が早ければ早いほど、マナーを守られていることが伝わります。
招待状が届く前から、あらかじめ、二人から直接招待されていて、出席すると伝えていても、早く返信するのはマナーです。招待状の返信ハガキの書き方のマナーですが、表書きには、返信先の名前が書かれていますが、大体「行き」「宛」となっていることが多いと思います。まずこれを二重線で消してから、「様」に書き直します。
そして裏のマナーとしては、御出席・御名前といったように「御」という感じがついていると思いますから、こちらは全て二重線で消すか、「寿」の文字を書いて消し、そのまま必要事項だけを記入して送るのではなくて、一言お祝いのメッセージも書き添えましょう。
欠席をするという場合には、特に、理由も一言書いておくというのが失礼に当たりません。
結婚式の挨拶
結婚式に出席する場合には、挨拶を色々とする機会が出てくると思います。
特に新郎新婦の両親への挨拶のマナーは覚えておくといいでしょう。披露宴の最後は、お見送りをするのが一般的。
新郎新婦、両家のご両親が披露宴会場を出たところに並んでいらっしゃいます。そこでは大体、プチギフトやドラジェなどが配られることが多いですが、ここでご両親に挨拶するタイミングの一つが訪れます。
披露宴中に、両親にご挨拶できる機会があれば、いいのですが、挨拶の機会を逃していたという人の場合には、出口では最後のチャンスになりますから、ご両親への挨拶を忘れないようにしましょう。
意外と披露宴中に、わざわざテーブルに行くことが難しかったり、歓談中で挨拶ができないことというのはよくあります。ご両親の方からテーブルに来てもらうというケースもありますが、親しい間柄の場合には、できるだけ自分から出向くようにしましょう。披露宴中に挨拶ができなかった場合に、トイレなどでお会いしたら、外に出てから、ご挨拶をしましょう。
「本日はおめでとうございます」その一言声をかけるだけでもOKです。出口でのご両親への挨拶は、後ろにまだ人が並んでいらっしゃると思いますので、できれば手短に、お祝いの言葉を述べて失礼しましょう。
長々と話し込んでしまいたい気持ちもわかるのですが、他の出席者の方にご迷惑がかかってしまいますので、その点はわきまえた上で挨拶をするように心がけましょう。
服装のマナー
結婚式で一番困るのが、服装のマナーです。新郎新婦の晴れ舞台に見合った服装をして出席するというのがまず、基本的なマナーでしょう。
しかし主役は新郎新婦の二人ですから、あくまでも招待客としてのマナーをわきまえた服装を心がけたいですね。女性の場合には、当たり前のことではありますが、新婦よりも目立たないようにして、色は白は新婦のカラーですから、白は避け、黒でも、黒一色は避けて、少し光った素材や、ラメが入っているものを選ぶようにします。
洋装のマナーとしてはこういった点を気をつけることと、露出のし過ぎにも気をつけます。和装のマナーですが、和装で出席をするという場合は、結婚していない女性は振袖で行くのが礼装にあたりますが、中振袖でも、訪問着でもかまいません。既婚の女性の場合には、訪問着、色無地を着ることになります。
付け下げの着物を選んだ場合には、結婚の有無にかかわらず誰でも着ることが可能です。男性の結婚式の服装のマナーとしては、洋服で行くのが一般的で、色は暗めのスーツを選び、グラックスーツ、グレーのスーツなどがいいでしょう。シャツの色は白、ネクタイは白がいいでしょう。夫婦で出席する場合には服装を合わせると素敵です。子供の結婚式の服装にマナーはありませんが、制服がある人は、制服を着るのが礼装となっていますから、
学生の場合には制服がベスト。お子さんの場合には、カラードレスなどを選んであげると華やかでいいでしょう。
欠席のマナー
結婚式に呼んでいただいているのにも関わらず、やむを得ない理由があり欠席しなければいけないことはあると思います。
招待状を受け取ってから、欠席しなければいけないとわかった場合には、招待状の返信をする前に、新郎新婦に電話を入れるようにして、欠席しなければいけなくなったことを伝えます。その理由がたとえば病気であったり、親戚の不幸などの場合には、正直に理由を伝えるのではなくて「やむを得ない事情」ということだけ伝えるようにします。
出席か欠席かまだはっきりわからない場合には、返事の期日を聞いて、その上で間に合うように連絡を入れます。電話で欠席を伝えても、招待状をもらったのですから、返信をするようにしましょう。
結婚式当日は披露宴会場あてに、電報を送る手配をしておきましょう。
返信ハガキを出してしまってから、欠席しなければいけなくなったというケースもあります。この場合は料理や引き出物の数の関係もありますから、すぐに新郎新婦に連絡を入れなければいけません。
仕事などが理由の場合には正直に言えばいいですが、先ほどの病気や不幸の場合は曖昧にして伝えましょう。欠席になった場合も、このケースならご祝儀は贈らなくてはいけませんし、出席するときと同じ額を包むことが常識です。
数週間前に欠席すると決まった場合には、出席の半額くらいのご祝儀を送ります。その上で披露宴会場に電報を打っておくということがマナーになりますので、忘れないようにしましょう。
まとめ【相手を思いやる気持ちがマナー】
いかがでしたか。結婚式は、結婚する二人にとってとても大事な行事。
本当に祝福する為に、しっかりとしたマナーを学んでおきたいですね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。